外傷・切り傷

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外傷・切り傷について

一見軽症に見える傷でも、適切な初期治療を行わないと感染症のリスクが生じたり、目立つ傷跡として残ったりする可能性があります。
堺市堺区・堺東のヒロミビューティークリニックでは、形成外科専門医が傷の状態を詳しく診断したうえで最適な治療をご提供します。他院での手術後の傷跡修正にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

起こりやすい外傷の例

切り傷

包丁やガラスなどによる鋭い傷で、傷の形がはっきりとしているのが特徴です。出血は多いものの、端と端がきれいに分かれているため、適切な縫合により良好な治癒が見込めます。ただし、顔面などの露出部位に受傷した場合は、より繊細な処置が必要となります。

擦り傷

転倒や接触事故などで皮膚表面が削られることで生じる傷です。傷は浅くても痛みを伴い、砂などの異物が入り込みやすいという特徴があります。感染症のリスクもあるため、傷口の適切な洗浄と消毒、その後の被覆材選択が治療のポイントとなります。

挫創(打撲)

強い衝撃や圧迫によって生じる傷で、内部組織の損傷に加えて皮膚の裂傷を伴うこともあります。軽傷に見えても内部組織が大きなダメージを負っていることもあるため、事故などで大きな衝撃を受けた際は必ず受診するようにしてください。

特に頭部を打撲した場合は、脳へのダメージも考えられます。その際は脳神経外科の受診もご検討ください。

咬傷

犬や猫などの動物による咬傷は傷が深く不規則になりやすいのが特徴です。細菌による重篤な感染症のリスクが高いため、それらを考慮した総合的なアプローチが必要となります。

特に野生動物に噛まれた際は、速やかに受診するようにしてください。

外傷・切り傷の治療

診断・応急処置

まず出血のコントロールと感染予防のための消毒を行います。傷の深さや範囲を慎重に評価し、必要に応じてレントゲンやCT、MRIなどによる画像検査も実施します。特に顔面など目立つ部位の傷は、治癒後の状態も考慮した治療計画を立てます。

※画像検査が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介します

縫合処置

皮膚が裂けて出血を起こしている場合は、傷の状態に応じて適切な縫合方法を選択します。特に顔面などの露出部では、傷跡を最小限に抑えるための特殊な縫合技術を用います。深い傷の場合は層別の縫合を行い、より自然な治癒を目指します。

経過観察・ケア指導

治癒後の患部を自然な状態にするため、処置後も定期的な創部の観察と必要に応じた追加処置を行います。同時に傷跡を目立ちにくくするためのケアについても丁寧に指導し、肥厚性瘢痕やケロイドの予防に努めます。

傷跡の修正

傷跡の治癒は体質にも左右されるため、その過程の予測は難しいものです。時には傷跡が赤く盛り上がって、元の傷跡以上に目立つこともあります(肥厚性瘢痕・ケロイド)。これは医療機関で皮膚疾患を治療した際にも生じることがあり、一度発生すると自然に治ることは稀です。

当院の院長は、臨床経験豊富な形成外科専門医です。長年の経験を活かし、治癒後の傷跡や他院での手術後跡の修正にも対応いたします。適切な治療法を選択し、より自然な仕上がりを目指しますので、傷跡でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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