皮膚のできもの(いぼ・粉瘤)

skin-growths

皮膚のできものについて

イボや粉瘤をはじめとした皮膚のできものの多くは良性で、ほとんどの場合で健康上の大きな問題とはなりません。しかし、美容上のお悩みとなったり、日常生活で不快感を生じさせたりするため、適切な治療をおすすめします。

できものの中には保険適用が可能なものもありますので、堺市堺区・堺東のヒロミビューティークリニックでは、患者様の状態やご希望に応じて適切な治療法をご提案いたします。

主な皮膚のできもの

イボ

イボは皮膚表面に生じる良性の隆起性病変で、医学的には「疣贅(ゆうぜい)」と言います。多くは無痛性ですが、場所によっては不快感を伴うことがあります。大きくウイルス性と非ウイルス性の2種類があり、それぞれで治療法も異なるので、適切な対応が大切です。

粉瘤

皮脂や角質が袋状の組織内に蓄積してできる良性腫瘤で、主に頭部、顔面、首、背中などに好発します。徐々に大きくなることがあり、通常は無痛ですが、炎症を起こすと痛みを伴うことがあります。

発生原因

具体的な原因は不明ですが、以下の要因が考えられます。

  • 毛穴の閉塞
  • ウイルス感染
  • 皮脂腺の機能異常
  • 外傷や炎症
  • 遺伝的要因 など

脂肪腫

皮下組織の深層に発生する良性の腫瘍で、いわば「脂肪によるコブ」です。柔らかくブヨブヨとしており、通常は痛みを伴いません。見た目は粉瘤と似ていますが、まったく異なる皮膚疾患です。

発生原因

粉瘤と同様に具体的な原因は不明ですが、以下の要因が考えられています。

  • 遺伝的要因
  • 外傷や慢性的な刺激
  • 体質的な要因 など

ホクロ

メラニン色素を作る色素細胞が集まってできる色素性の母斑です。生まれつきのものと、後天的にできるものがあります。多くは良性ですが、大きさや形、色の変化がある場合は、悪性(皮膚がん)の可能性もあるため、的確な鑑別が必要となります。

発生原因

  • 遺伝的要因
  • 紫外線への長期間の曝露
  • ホルモンバランスの変化
  • 加齢による変化 など

ニキビ

毛穴の詰まりと炎症により発生する皮膚疾患の一つです。思春期に多く見られますが、大人になってからも発症することがあります。放置すると炎症が悪化し、治癒後に痕跡が残ることもあるため、早期の適切な治療が重要です。症例によっては保険適用が可能です。

発生原因

  • 皮脂分泌の過剰
  • 毛穴の角化異常
  • アクネ菌の増殖
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレスや生活習慣の乱れ など

皮膚のできものの治療

皮膚のできものの治療では、それらを的確に鑑別したうえで、症例や患者様の体質に合わせた処置を行います。良性で健康上の影響がなければ経過観察に留めることが多いですが、将来的な悪化が予想される場合や、美容上の問題となる場合には治療をおすすめします。

※前者のうち適応があれば保険診療に、後者の場合は自費診療となります

レーザー治療

医療用レーザー(炭酸ガスレーザー)を使用して病変部を蒸散させます。周囲への影響を最小限に抑えた治療が可能です。イボやホクロを除去する際に検討します。

手術

メスを使用して病変部を外科的に切除します。完全な除去が必要な場合に選択する方法で、治療が必要な粉瘤や脂肪腫の場合に検討します。水イボの場合は、専用のピンセットで病変部をつまんで取り除きます(摘除)。

薬物療法

できものの種類に応じたお薬(外用薬・内服薬)を使用し、病変部を改善させます。ニキビの治療などで使用するほか、手術後に患部への細菌感染を予防する目的で使用することもあります。

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