多汗症とは?
多汗症は、日常生活に支障をきたすほどの過剰な発汗がある状態を指します。特に手掌(手のひら)、足底(足の裏)、腋窩(ワキの下)に多く見られ、精神的なストレスで症状が悪化することも特徴です。
健康を害することこそほぼありませんが、多汗症は生活の質(QOL)を著しく低下させ、社会生活や対人関係に大きな影響を及ぼすことがあります。しかし、適切な診断と治療により、症状の改善が可能な疾患です。多汗症でお悩みでしたら、堺市堺区・堺東のヒロミビューティークリニックへご相談ください。
多汗症の原因
汗を出す「エクリン腺」という部分が発達・増殖していると、通常よりも汗をかく量が多くなりやすくなります。これに自律神経系の過剰反応などが重なり、汗腺が必要以上に活性化されることで過剰な発汗が起こるのです。
精神的なストレスや不安、緊張などが症状を悪化させる具体的な要因となり、人前に出る際の多汗でお悩みの方も多くおられます。
こんなお悩みはありませんか?
- 手のひらの汗が気になる
- 足の裏の汗が気になる
- 握手を避けてしまう
- ワキの下の発汗が多い
- 汗じみが気になって濃い色の服しか着られない
- 仕事中の発汗に悩んでいる
- 汗で書類を濡らしてしまう
- 人前で緊張すると余計に汗が出る
多汗症とワキガの違い
多汗症は汗の量が多い状態を指すのに対し、ワキガ(腋臭症)は独特の臭いを伴う状態を指します。ワキガは遺伝的な体質によるもので、アポクリン腺から分泌される特殊な汗が細菌により分解されることで臭いが発生します。
多汗症の場合は、通常の汗を過剰に分泌する状態であり、必ずしも臭いを伴うわけではありません。ただし、多汗症とワキガを併せ持つ場合もあり、その場合は両方の治療が必要となることもあります。
当院の多汗症治療
外用薬
汗を分泌するエクリン腺に作用する塗り薬を使用し、過剰な発汗を抑えます。1日1回の塗布で効果が期待できますので、手軽な発汗抑制が可能です。
ボトックス注射
ボトックス注射にはエクリン腺に作用し、発汗を促す神経伝達をブロックする効果があります。1回の治療で約半年程度の効果が持続し、手術と比べて体への負担が少ないのが特徴です。一部のワキの多汗症には保険適用が可能です。